2歳の息子の二の腕にできたニキビのような物。月1で通っている皮膚科の先生に相談すると、「子供によくある腫瘍だけど大丈夫」と言われました。
あれから3ヶ月…治りません!大丈夫と言われたものの、ちょっと気になってこの正体を調べてみました。
息子の症状
息子の右の二の腕。うっすら黒ずんでいるのが問題のニキビのようなもの。
このようにつまんでみると、中に大きなしこりができていて、思いっきり潰せば何かが出てきそうな感じ。ニキビが化膿して腫れている感じにも見えます。自分のニキビはつぶしたりできますが、これはしこりが大きすぎて絶対に痛そう…
私が触ったり押してみると、「痛い」と言います。私が「痛い?」と聞いていたため、ただ「痛い」と返しているだけかもしれませんが、おそらく何かしら違和感はあるのだと思います。
2017.10.11 追記
できたばかりの頃の写真を見つけました。
確実に大きくなっているのが分かります。中のしこりも今のように大きくありませんでした。
ニキビの正体は石灰化上皮腫
先生に相談してから3ヶ月、全く症状が改善されません。そこで、この正体はなんなんだ?と思い調べてみました。
- 子供によくある腫瘍
- 二の腕
- ニキビ
- しこり
このキーワードで検索していくと、名前が特定できました!石灰化上皮腫。
石灰化上皮腫とは
ここからは日本形成外科学会のHPを参照してまとめます。
石灰化上皮腫とは、良性の腫瘍であり、皮膚の一部が石灰のようになります。若い人や小児の顔、腕、顎に発生することが多く、原因は不明ですが、毛根にある毛母細胞が起源と言われています。
石灰化上皮腫とはその名の通り皮膚の一部が石灰のように硬くなる良性の皮下腫瘍の一つです。他の皮膚皮下腫瘍と同じようになぜ発生するのか原因は分かっていませんが、毛母腫(pilomatorixoma)という別名が現すように毛根に存在する毛母細胞を起源とする腫瘍です。
比較的若い人、特に小児の顔(まぶた)、腕、頸などに発生することが多いようです。 引用ー日本形成外科学会
無症状であることがほとんどですが、押すと痛いなどの痛みを感じることもあるそう。皮膚の色は正常、または黄白色や青黒い色に見えることもあります。
悪性腫瘍との大きな違いとしては、皮膚の下で移動すること。ただし、大きい物や動きにくい物、皮膚表面が破裂したものは悪性腫瘍と分別しにくいこともあります。
自然と治るのか
腫瘍の成長はゆっくりですが、自然に治ることは無いようです。夫の腕にもしこりがありますが、おそらく同じ物。
治療法
飲み薬、付け薬、レーザーなどでの治療は不可能。悪性腫瘍との鑑別が難しい場合があるため、外科的には手術をすることが望ましいと考えられているとのこと。
手術をするとなると、小学校高学年以上であれば局所麻酔で日帰り手術が可能。ただし、年少児は大きなものの場合に全身麻酔が必要になります。
おわりに
小さいうちは手術も難しいため、痛みなどの症状が出ない限りこのまま見守っていこうと思います。手術しなくても問題は無いようですが、将来的には手術も検討するかもしれません。何年後になるかわかりませんが、その時はまたご報告しますね!