多肉植物の冬越し方法について悩む人は多いと思います。外で断水して育てる、ベランダにビニールハウスを作る、室内で育てるなど様々方法があります。
私は室内管理を選びました。しかし昨年は失敗。今年は昨年の反省を活かして冬越えに成功!その方法をご紹介します。
2年目の冬越し方法
昨年は徒長してブサイクになってしまった子、枯れちゃった子が沢山。そこで今年は、ちょっとだけ工夫してみました。
【方法1】レースカーテンと窓の間に置く
窓際に置いていたにも関わらず徒長してしまったということは、レースカーテンが日光を遮ってるのでは?と考えました。我が家で使用しているのはミラーレースカーテン。UVカット効果もあります。
*徒長の原因は様々ですが、一番の原因は日照不足と言われています。
日中はレースカーテンの外側に多肉植物を置くことにしました。
日が落ちると窓の近くはかなり冷えるため、カーテンの内側に移動。暖かい日は昼間だけベランダに移動させ、数時間だけ外の風を当ててあげることもありました。(本当にたまーに!)
このキャスター付きメタルラックはベランダと室内移動にとても便利。
こちらの記事で紹介しています⇒多肉植物の置き場所にキャスター付きメタルラックが使える
こちらはエアコン近くのヌクヌク組み。寒さに弱いと言われている品種(サボテン、熊堂子などのぷっくり系、黒法師など)を集めて、冬は一切外に出していません。
2段目に置いている葉挿しは順調に成長中。2ヶ月くらいでこんなに大きくなりました。
プックリ丸々の月美人が可愛いー!
ちなみに、寒い方の部屋は冬の間成長が止まっているようです。この子達は葉挿し開始から半年以上経ちます。
【方法2】断水はしない
多肉ちゃんたちの様子を見ていると、成長中?と思う子もいれば、全く変化がなくお休み中?と思う子もいます。
昨年水を控えめにして枯らしてしまった経験から、シワが出てきたら鉢底からしたたるくらいたっぷり水をあげることにしました。この水やり方法は生育期と同じ。中には冬の間、一度くらいしか水をあげていない子もいたはず。
冬越しの方法には断水をして枯らしてしまうという方法もあります。その方が綺麗になるとか。でも、可愛い多肉ちゃんが枯れていくのが辛くて、私は挑戦できません…。
【注意点】品種によっては風通しの悪さに注意
冬は乾燥する時期なので、そこまで風通しに気を遣う必要は無いと思います。でも、虹の玉は病気になってしまいました。
似ている品種でオーロラも育てたことがありますが、この系統はこれまで長続きしたことはありません。(例外として、乙女心は強いです!)葉の先が黒ずみはじめ(すすっぽい黒)、それがどんどん周りに伝染していき弱っていきます。おそらくカビか病気。
育てやすいと言われているのになんでだろう…と思っていましたが、今年の冬に原因がわかりました!我が家の場合、風通しの悪さ。
症状の出た部分はサヨナラし、残りの部分をカットしてスッキリさせました。すると、同じ症状が出ることはなくなりました。モリモリして風通しの悪い品種なので、カットして隙間を作ってあげることで解決。
乾燥する冬とはいえ、窓とレースカーテンに挟まれかなり風通しは悪いです。寂しいくらい大胆にカットするのが丁度いいのかも。
カット後はかなり寂しい姿でしたが、2月中旬くらいから切り口に子供たちが出てくるようになりました。
カットした部分はこんな感じ。弱ることなく元気に育っています。
冬越えした多肉ちゃん達をご覧ください
もうすぐ春だなぁと感じ始めた2月末の様子です。急にモリモリしてきました。
ビールホップ。虹の玉と同じようにカットした先から子供たちがモリモリ。
センぺルヴィウム・クラマーズ・スピンラッド。害虫対策の薬をあげすぎたせいか、秋にかなり小さくなってしまいました。このまま死んじゃうかも…と思っていましたが、少し大きくなり糸も復活!
乙女心。この子はとにかく強い!冬の間もすくすく成長していました。茎から子供たちが増えています。
福娘も強い!夏に弱ったけれど、冬は水をよく欲しがり、どんどん成長しています。上と下の色が薄い部分は新芽。右奥のグリーンネックレスは、夏の直射日光でダメージを受けたまま復活しません。
一緒にダメージを受けたアーモンドネックレスは見事に復活!かなり伸びてます。
色々調べてみると、アーモンドネックレスやグリーンネックレスは直射日光に弱いみたい。今年の夏は外に出すのをやめることにします。
桃太郎は綺麗な状態をキープ。
おわりに
無事に冬を越えられて一安心です。季節ごとに管理法を変える必要があり手のかかる多肉ちゃん。でも失敗があるからこそ面白いのかなと思います。
これからモリモリ元気になる春が来て、蒸れや害虫被害で恐怖の夏、紅葉が綺麗な秋と続きます。季節ごとにどんな表情を見せてくれるか楽しみです。
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